昨日午後5時から、麻生総理大臣の小島敏男候補への応援演説が、JR熊谷駅南口で行われた。私は、浦和で業界の会議に参加していたが、中座をさせて頂き熊谷に帰って来た。駅に着き、急いで南口に向かうと、コンコースで駅長に会い、「大変な人数です、5000人近い人が集まっています。」 とのお話に一瞬の安堵を覚えた。
まず目に飛び込んだのは、大変な群集の数。南口に続く階段を降りると、人であふれていた。すでに首相の演説は始まっていて、何時ものあのだみ声が拡声器に乗って響き渡っていた。が、幸運にも我が到着は、話し始めたばかりだった様で、演説の大方を聞く事が出来た様である。
何時もの様に、世界同時不況に対する速やかな対応と予算処置を自ら評価し、しかしながら景気回復は道半ばで、誰もが回復を実感できるまで引き続き自民党に担当させて頂きたい。成長プランの無いばら撒きは、遠からず破綻する。北朝鮮の核問題、ミサイル攻撃にさらされる今日、安全保障に対する国連指導を標榜しながらも、国連決議に従えない民主党の党内不統一、革命と位置付ける政権交代を最大のテーマとする民主党に対し、保守の立場を堅持し革命を求めていない、と激しく主張と非難が語られた。その演説に同期して、小旗が振られ拍手が湧き上がっていた。前回の選挙に比べても地方に行けば、選挙民の強い支持と熱を感じる、と言う首相の強気の認識と発言が新聞に報じられる事も、この情況を見れば当然の感情かも知れない。
「流石に、総理大臣ともなると大変な人気だ、凄いもんだ・・」 と言う声を聞いた。群衆に交じってそれと思う大変な人数の私服の警官、護衛官が居た。不穏な動きをしたら、たちまちに取り囲まれ押え込まれてしまうに違いない。国家のトップに立つ人間の権力の凄まじさを、こんなところでも垣間見た。聞けば300人を超える動員だと言う。
今日の新聞によると、3500人の聴衆に埋め尽くされた、とその盛り上がりが報道されながらも、民主党300議席超えの風は相変わらず変化の無い事も報じられていた。残された3日間、12区にどの様な異変が起こるのだろう。総理大臣の応援演説は、どれ程の効果を発揮するのだろうか。