10日、我が社と時和会の合同新年会が、富岡熊谷市長、松本商工会議所会頭をはじめ多くの御来賓の御臨席を賜り、盛大に行われた。大正12年1月18日に創業、昭和23年12月8日に株式会社に改組、29年に協力業者の会、時和会をいち早く創設、翌30年より合同新年会は1月10日と決め、今日まで続く我が社にとっては重要な伝統行事である。
2010年、第2ディケードを迎えた今年、改めてこの10年を振り返るに2000年1月から隔月・年6回発行している「もより・もよう」を読み直し、我が社の今を確認、それを通して建築に対する思い、地域に対する思いを改めて語らせて頂いた。バブル崩壊後の潜在的建設不況の中、コミュニティー・コンストラクションの在るべき姿を求め、「建築技術者のプライド、地域創造者としてのプライド、未来創造者としてのプライドと責任」を自覚し、クライアント、協力施工業者、社員、その「人と人との誠実な関係性」を第1に、建設業者として与えられた業を愚直に営んで来た。今日、我が業界は極めて厳しい状況にあるが、変わらず建築のクオリティーに拘泥しながら、地域工務店の責任を果たして行きたい旨を語り、一層の御指導御鞭撻をお願いして、新年の言葉とさせて頂いた。
現実の厳しさを受け止めながらも、和やかな会を頂いた。心から、御出席頂いた皆様に感謝である。
11日、「第3回ニューイヤーコンサート」が熊谷会館で開催された。11月、視察先で倒れ、現在必死に闘病を続ける田島道夫君が、地域にクラッシック音楽の文化創造と、若手の音楽家の育成の為に作り上げて来たガラ・コンサートである。私も第1回からオーディエンスとして参加をしているが、彼の不在と言う現実の中で、今日までの並々ならぬ御努力を知る。今回、妻と共に出来る限りの協力をしようと、多くの友人に無理なお願いをして、300枚以上、400枚に近いチケットを御購入頂いた。会場は、ほぼ満席で、本当に良かった。
コンサートは、世界的な指揮者 小松一彦氏のエスコートで親しみやすく、楽しい会に成った。出演者には同級生の子が居たりして、若い演奏者の熱演、名演を堪能させて頂いたのである。