熊谷気象台の詳細なデーターを見ると、この7月18日に35.1度と言う猛暑日を記録、以来19日は36.1度、20日は36.8度。21日が37.9度、同じく22日は37.6度、そして23日は38.0度と今年熊谷一番の最高気温を記録した。そして昨日も37.5度と、18日以来、連続7日間の猛暑日が続いている。今日も相変わらず暑くなると言う。
今年は、多治見や群馬県の街が当日日本一の最高気温を記録しているが、熊谷も流石に暑い。このデーターは,地上1.5メートルの風通しの良い環境に置かれた百葉箱の中で記録されたものを採用する。現在では百葉箱に変わって換気装置を持つ観測筒で行っていると言う。過日の実験でも分かる様に、直射日光が当たり、照り返しの強い地表面では60度を超える猛烈な温度に成る。熱中症も当然に起こる環境なのである。
こんな熊谷の今朝、屋上の蓮鉢に、「唐招提寺爪紅」 が可憐な花を咲かせた。我が家で見るのは3年振りであろうか。2007年に開花の記録が在るが、その次の年は、発芽は在ったものの開花は無く、2009年には発芽さえ無いままに絶えてしまった。蓮友の浄華さんのところでは、「唐招提寺爪紅」 が上手に育てられている事を聞き、今年の春、植え替えの折に蓮根を頂いた。何年振りかの御里帰りで、その爪紅が、今日咲いたのである。
蓮のネットワークが、こうして有効に機能する。今年の我が家の唐招提寺爪紅は、随分と小ぶりで爪紅の紅も淡いのだが、「お帰り・・」 という嬉しい気分である。
そして、庭にある蓮鉢の蓮花が開花していた。蓮との出会いの基である人形作家の木暮照子さんが、「行田古代蓮」と、「あなたに相応しい花があったから」 と「大酒錦」という二つの蓮根をお持ち下さった。2005月の春である。後に、酒の横棒が一本少ない「大洒錦(たいせいきん)」と言う正式な名前を知るのだが、私はこの大酒錦が好きである。地上に置かれた小さな陶製の鉢に、今年も1輪だけ開花してくれた。大したメンテナンスも無いままに、花をつけてくれる「大洒錦」に、心から感謝である。