師走に入り、忘年会の季節である。私は7日、アルボックスとアルボックス・コアの忘年会、これが今年のスタートで、昨日も浦和で古い友人達と飲んだ。2日続けての忘年会である。この1年をどう捕らえ、新しい年を迎えるに当たって、総括をしなくては成らない。1000年に1度と言う大震災と原発事故、資本主義とグローバリズム、政治の閉塞感などなど、除夜の鐘を聞くまで大いに考え、思いを巡らせたいと思うのである。
オール熊谷自立支援ネットワークの立ち上げと被災者支援は、極めて順調に推移している。12月1日現在熊谷に非難している方々は、51世帯123人、その中で31世帯87 人の支援をさせて頂いている。その資金である市民からの義援金は、4725万円と多大な御協力を頂いている。島野副市長の御言葉ではないが、熊谷市民の底力を見させて頂いている。オール熊谷自立支援ネットワークこそ、官民一体となった共助の成果である。
それに続くエネルギー・セキュリティー問題は、ほぼ頓挫した。この7ヶ月間、熊谷市の相対的な地盤沈下を食い止める手立てとして、産業振興の目玉としての 「熊谷スマート・インダストリアル・パーク構想」 を提案、関係企業や大学、行政へと精一杯働き掛けをして来たが、残念な結末である。いかなる組織に於いても、組織が組織を動かすものでは無い。プロジェクトを担当すべき個人の意識が組織を、そして時代を動かす。動くか動かざるか、動く方向は如何なる方向か、それが時代を正しく革新できるか、たゆまぬ意識と努力が次代を創るのであるが・・・、絶好のチャンスを逃してしまった。この意識さえ無い担当すべき個人の罪は、重い。熊谷の更なる凋落を思うと、只々怖ろしいばかりである。