御祭最終日、23日の夜に珍事が起こった。
何時に無く鈴を転がす如く騒がしい。時間の経過と共に、意識すると耐え難い程の音量である。夜中の12時を回っても一向に止まず、周りが静かに成った分、鈴を転がすなどと言っていられない程の騒音になった。市役所前大通りの欅並木をねぐらとする椋鳥が、御祭の御囃子と人出に吃驚して、我社の欅に緊急避難して来たに違いない。祭見学の為に欅の樹の下に駐車していた車は、翌朝その糞害に只々憤慨するばかりであったのである。
緊急避難で在れば1日の我慢で済むが、結構良い場所だと気に入られたら大変である。糞害による悪臭、騒音と、穏やかならざる生活を強いられてしまう。昨日は、日の暮と共に緊張していた。庭の自動点滅の庭園灯が点き暮れなずむ頃、椋鳥の1団の囀りを聞いた。気に入られてしまったか、と落胆を覚えたのだが・・・そのボリュームは上がらぬままに、間も無く消えた。9時、10時、11時と意識して確認したが、前日の騒音は無いままに過ぎた。
先ずは一安心、と言う珍事の報告である。