4週8休制を逸早く導入した我社であるが、現場が主体の建設業であるから、この枠組みの中で基本的に3連休を作らない様に年間のスケジュールを立てている。が、思いの外に、3連休も少なくない。
18日が春の彼岸の入り、親戚への挨拶回りは私の役であり、これが結構な手間である。連休前から始めながらも、初日はこの挨拶回りで終わってしまった。
2日目は、庭の掃除とテラスの水洗い、デッキブラシでゴシゴシと洗うのだが、白いタイルを白く保つのも難儀である。週に1度の水洗いが、丁度21年目を迎えた。そしてその夜は、劇団シナトラ・第14回公演を拝見した。
劇団の代表を原田舞蛉氏が務める市民演劇集団である。今回は、ラリー・シュー作の喜劇「The Foreigner ザ・フォーリィナ―」、長い歴史を持つ劇団の公演であるから、フアンも多く、熊谷市立文化センター・ホールをほぼ一杯にする。喜劇は、演じる方々にとって大変難しいだろうと思う。1年掛けて創り上げた2時間を超える大舞台は、観客を大いに楽しませ、大変に充実していた。熊谷にいて、劇団シナトラと劇団ダウトと言う、目指す舞台の全く異なる芝居を見られる情況の豊穣さを、私は実感させて頂いた。只々嬉しく、何とも気分の良い一夜を頂いたのである。
3日目 最終日は、大宮アルディージャのホームゲーム、ベガルタ仙台戦の応援に出掛けた。対戦相手を見るとスタートから数試合、勝てる相手がいない。第1節、2節と、横浜、名古屋に連敗、第3節も川崎に勝てると予想だにしていなかったが、4-3と奇跡の勝利、第4節は、未だホームで勝利の無い仙台である。厳しい仕合に成るだろうと予想をしていたが、試合開始1分もしない内に先取点を獲得、堅守速攻をシンプルに組み上げ、結果4-0の大勝を勝ち取った。前後半合わせて8本のシュートで4点の獲得、この決定力の高さが、今の大宮である。勝利を確信してからもゼロ封で終われるか、緊張した。結局、どんな試合でも観戦をするとぐったりと疲れる。それを解放する為、大いに祝杯を重ねたのである。
思えば、あっという間の3日間であった。期待の3連休も、終わってしまうと遠い過去に成ってしまう。