先週、金曜日から小豆島の古い友人に御招待を頂き、出掛けていた。充実した時間を賜りその報告を、と思っていたのだが、予想もしていなかった朝日俳壇2週連続の入選を本日頂き、先ずはその報告をさせて頂く事にした。小豆島のレポートは、機会を改めてさせて頂く事にする。
悔恨に架からぬ橋や銀杏煎る 幻椏
「悔恨を癒やす術なし。下五が洒脱。」 の句評を頂き、金子兜太選次席に選ばれていた。同日2句を御取り頂いた事は、2012年2月に一度だけ経験があるが、2週連続は初めての様である。私自身予想すらしていなかったので、何時もの叔母や友人からのメールを知らぬままに我が携帯電話は、充電器に置かれていた。結果、御礼の返信は、何時に無く遅かった。
今回の句も、銀遊句会の兼題 「橋」 を詠んだ句である。句会後少々推敲をして投句をしたのだが、実のところ、推敲した結果と原句のどちらが良いのか私は判らないでいる。金子先生に御取り頂いた事で、この句がこの形で残る事になるのだろうが、我が内なる実態は、かように曖昧で俳句に対する確かな見解など持ち合わせていない。只々、有り難い事と、感謝をするばかりなのである。