科学分野における 「日本人2日連続ノーベル賞受賞」 のニュースにマスコミは、騒然としている。ラグビー・ワールドカップに2勝した日本チーム以上に、日本中がボルテージの上がるのも当然と思われるが・・・。
ノーベル医学生理学賞の大村智・北里大特別栄誉教授は、北本市に在る北里大学メディカルセンター創設に深く関わり、女子美術大の名誉理事長とも聞く。そしてノーベル物理学賞の梶田隆章教授・東京大学宇宙線研究所所長は、熊谷市に隣接する東松山市の御出身、川越高校、埼玉大学を卒業と、話題も身近で喜ばしい限りである。が、友人、同僚、同窓、同級・関係者へのマスコミのインタヴューが並べて手放しの喜び様に、心優しい方々だなあ、と感じ入る。人品卑しき私は、あれほど大らかには成れないだろう。自分の無能を知りながらも、素直な対応は出来無い。当然に、そんな機会も有ろう筈も無いのだが、コンプレックスな情緒のままに、快く受容出来ない私が居続ける事を知るのである。
ノーベル賞受賞の話題に引き合いに出すのもおこがましいが、読売巨人軍の選手が野球賭博に手を出していた、と言う事に過剰反応するマスコミの対応にも不快を感じるのである。明らかに八百長試合を仕組んだと言うならいざ知らず、馬鹿な男が野球賭博をしたに過ぎない。麻雀、パチンコ、競馬に競輪、競艇と、ギャンブルに関わる人間は五万と居る。自民党は「特定複合観光施設区域整備推進法案」を画策し、カジノ解禁を目論んでいる。此処に、どれ程の差異があると言うのだろうか。「巨人軍の選手は紳士たれ」 と言う言い様にも快さを覚えない。御批判も有ろうが、大した問題とは思っていない。
・・・と私は、このところのメディアの対応が、気に成っているのである。