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晩秋そして初冬の我が街で、二つの劇団の定期公演があった。
11月5日・劇団シナトラ第16回公演「ぬけがら」と、昨日11月20日・劇団DOUBTーダウト第9回公演「ヴイヨンの妻の子供たち」である。演目と公演回数を見るだけでも、地道に演劇活動を続けて来た劇団である事は理解出来る。目指す方向を異にする二つの劇団の舞台を、今年も拝見した。 劇団シナトラは、今回、第50回岸田國士戯曲賞を授与されたたという佃典彦作『ぬけがら』を取り上げ、座長である原田光人君夫人の竹子さん演出の舞台である。 主人公の母の葬儀を終えた後日、認知症の父親がトイレで倒れ、父の「ぬけがら」を発見する。「ぬけがら」を脱いでいく度に若くなっていく父との会話を通して父とのつきあい方を振り返ると共に、自分が生まれる以前の父の新しい姿を知って行くというメルヘンの中で、5世代の時代と記憶が鮮明に提示されて行くという、良く出来た脚本である。キャスティグにも無理が無く、かなりの大作を劇団シナトラのメンバーが上手に演じ、充実した舞台になった。劇団の歴史が舞台のクオリティーを作る、そんな当たり前の事を力み無く見せるシナトラの地力を証明した舞台だったと思う。 一方、劇団DOUBTは、全て長谷川功氏のオリジナル作品である。彼の創り出す演劇空間は、演劇コードを駆使し、混沌の中からカタルシスを観客に提供する前衛的なスタイルの舞台である。彼は良く「暗くて小難しい芝居」と言うが、今回の印象は、観客への距離観が微妙に違った。2008年劇団DOUBTを立ち上げ、時代と作品を積み上げて来て獲得した彼の優しさが今日の距離感なのだろう。 葬儀場で火葬の順番を待つ3兄弟と母との記憶が紡ぐ人情劇である。密度の高い破綻の無いシナリオは、やはり長谷川氏の作品である。が、太宰治の作品から触発されたと言う事からなのだろうか、彼の持つ世界の毒性と混沌が何時になく穏やかなものだった。稽古を通しながら、オリジナル作品だからこそ出来る大幅なストーリーの変更やデフォルメや省略を、舞台を通して感じなかった。私が人情劇と言う一番の所以である。勿論、今回も見終わった後には、何時もの様に日常を浄化する感動を頂いた。 我が街に二つの劇団が在る幸運を、今年も強く感じさせて頂いた。楽しくも、有り難い限りである。
by tgenna
| 2016-11-21 16:31
| 地域・社会
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Comments(4)
演劇は不思議な世界ですよね。
どうやって、長いセリフを覚えるのかと思うと 大変さが計り知れず、役者さんは凄いなぁと思います。
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by
tgenna at 2016-11-22 18:19
munixyuくん、コメントありがとうございます。凄い役者が揃う二つの劇団です。特に今年は素晴らしい舞台を拝見する事が出来ました。次の作品が楽しみです。
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by
長谷川 功
at 2016-11-23 08:38
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先日はご観劇いただき、また厳しくも暖かいご批評ありがとうございます。回を重ねるごとに、深みと自由度を増していけるのかと思いきや、中々そうならないのがきっと今の私たちのチカラです。毎回積み残しの課題ばかりが増えていきます。ただ、それが次の作業への熱になるわけで、次回の10回公演、特別なものにしたいと思っております。今後も厳しいご意見、ご感想、お願いいたします。ありがとうございました。
Commented
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tgenna at 2016-11-23 10:41
長谷川君、コメント御礼申し上げます。
貴方の舞台を拝見する度に、貴方の才能に圧倒されます。そんな情況で、評価、批評などとおこがましい限りですが、観客を突き放すことで生まれるエネルギーを私は何時も期待しています。優しい貴方は、突き放しの作法を御存じだから、そこに舞台と観客の断絶は存在せず、だからこその快感を私たちは実感させて頂いている、と思っております。 第10回の記念公演、今から楽しみにしています。
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