昨日、熊谷市立西小学校の第70回卒業式に参列させて頂いた。我が母校である西小の評議員と言う職を今年度頂き、その関係での御案内の様である。
卒業式は、中学・高校とPTAの役員をさせて頂いていたので20年前、高校の卒業式に参加して以来である。思えば、小学校の卒業式は全く記憶が無い。子供達の卒業式に私はどう対応していたのだろう、と今更ながら不安に成った程である。
人生の折々の節に、深い感動をもって心に深く刻む事は、極めて重要である事を昨日の卒業式を通して実感させて頂いた。高い緊張感の中で厳粛に執り行われた式典は、一分の揺るぎも無く素晴らしいものだった。卒業番号15255号から15346号の92名、整然と卒業証書を校長先生から受け取る姿も、校長の優しく慈愛に満ちた格調高い式辞も、送ることば、別れのことばの参加している生徒全員で執り行われたその純粋な在り様にも、私は深い感動を覚えたのである。
眼をひらきにぎる小さき手卒業子
久方の置く身の震へ卒業日
緊張の美しき御辞儀や卒業式 幻椏
92人の後輩諸君、真直ぐに大きく育って欲しい。卒業、おめでとう。