最近の風潮だと松の内は、7日なのだろうか。我が家は小正月まで、としているが明日を待たず、日曜日の今日一日早く正月飾りをはずした。いや、正しくは何と言うのだろう。下ろした、終わりにした、、仕舞いにした、ふと思うと言葉に迷う事が多い。意識して書くことを始めると、自分の言葉の曖昧さをいやという程知らされる。当たり前に使っていた言葉が変換できず、戸惑う事も多々ある。昔、特に長いセンテンスの文章を書いていた時、「君は心臓が強いね、心臓の強い人間は、皆長い文章を書きたがるからねえ」と、ある大学教授に言われた。「いいえ、僕、喘息ですから」と答えた忘れられない思い出もある。相変わらず、どこで点を打ったら良いのか、我が息継ぎが尋常で無いので困ってしまう。お飾りはごみに出してはいけない、庭で燃す事もいけない、近くの神社の「どんど焼き」に持っていきなさい、と言われてもこれも困ってしまう。結局、使えなくなった焼却炉で御焚き上げをする事にした。
成人式が第2月曜日に成った事で、15日が小正月と言う事も忘れられてしまうのだろうか。何だか切なくなってきた。
小正月気付かれもせず通り過ぎ 幻椏