フォリーとは、18世紀イギリスで流行した風景式庭園の点景として用いられた機能を持たないオブジェの様な建築をさす概念で、今日では人の入れる彫刻などと言う人も居る。今回、話題のコミュニティー広場にフォリーを創ってみたいと言う私の思いを、ものつくり大学八代克彦准教授にお話したところ御協力頂ける事に成った。「1万円で出来る仮設住宅」という課題の中から学生諸君の協力を頂いて、過日7日に試作会を行った。竹を使ったドームで、8本の竹が領域を設定しながら、笹の葉が日陰を作ると言う作品である。市内大塚の松本兵衛氏の御協力で、場所と真竹を御提供頂き、試作に取り掛かった。約2時間の悪戦苦闘の結果、写真の様なフォリーを作る事が出来た。試作の経験から八代氏の更なるアイデアとデザインで面白いフォリーが出現するに違いない。この「竹ドーム」をうちわ祭りの期間中、コミュニティー広場に設置する。複数の「竹ドーム」が、私達の想像を超えたコミュニケーションの場を出現させるに違いない。
コミュニティー広場に森を創ろうと言う我が思いを進める為にも、その第一歩としてのこのフォリーに大いに期待している。