この10月1日、熊谷市は「ヒートアイランド対策推進都市宣言」を告示した。市議会議員有志の発意で提案され全会一致で採択されたと言う。この都市宣言を良しとして歓迎するものの、市のホームページを拝見すると、宣言をしたと言う情報のみで今後の展開には一切触れられていない。情報元の環境政策課に電話を入れてみた。「今後予算組みをして・・・」との返答、何をどう推進したいのかと重ねて質問をすると、「今後意見を募って・・・」と言う。つまり宣言はしたものの、具体的イメージは未だ環境政策課には無いと言う事のようだ。このところ一挙に冷え込み、再び猛暑の到来する来年の夏までの執行猶予を強く感じられている様である。それも致し方無いのだろう、か。
折角の「ヒートアイランド対策推進都市宣言」を告示したのであれば、予算不要の今やるべき情報戦略はいくらでも在ると思うのだが、如何か。地球温暖化と共に死者を出す程の大都市東京 県南部のヒートアイランド化は進んでいる。都知事への告発、隣接県・都市との連携・共闘、市民参加の為のロードマップ、思えば来年を待たず今やらなければ成らない事が、私でさえ幾つも発想する事が出来る。折角の日本一暑い街である。今何を為さなくては成らないかを考え、行動して欲しいものである。ヒートアイランド対策推進都市宣言をしたから、さしあたりOKとは、成りますまい。