第12節、大宮アルディージャ対コンサドーレ札幌戦を雨の中、応援をした。一昨年までアルディージャの監督だった三浦監督率いる札幌である。如何に下位に低迷しているとは言え、三浦監督凱旋の一戦は只の試合とは趣を異にする。私は、レッズに負けないアルディージャの選手と同じ心持で向ってくるに違い無い、相手を舐めたらそれで終わる、と試合前から尋常で無い不安を感じていた。
札幌の強い気迫に押されて全く良いところ無く終わってしまった。ダンディーな三浦監督が、雨とは言えジャージィー姿で登場し、以前には見た事も無い激しい感情をむき出しにしたパフォーマンスをベンチで見せていた。そこに勝敗は在った。力も無いのに受けてしまったアルディージャと、力が無いからがむしゃらに監督の為に勝利を目指した札幌の差が2対1の結果に成った。試合終了後、温厚なアルディージャサポーターが、初めて選手諸君にブーイングを浴びせた。雨に濡れながら必死の応援を続けたサポーターの思いを受け止められなかった選手諸君への当然の意思表示である。このホームでの2戦、選手諸君の歯車が狂い出している。確り立て直さないと昨年と同じ状況に成るだろう。謙虚に、ひたすら勝つ為に必死の攻撃、自分の力を超えるパフォーマンス無くして大宮に勝利は無い。今のままでは、前半の好調はうたかたの夢で終わってしまう。
日曜日の午前中、昨年末緊急避難した水草、ヒルムシロを成田用水に戻す作業が、多くのボランティアの参加のもと行われた。成田用水をメデュームとして地域を愛し、新たな連帯と風景を造り出そうと言う「川沿い作品展」に係わる方々である。
芽を採り、それぞれの家庭で越冬させ、芽が出てきたものを持ち寄って、プランタに植え込んだ。これを用水の深みに沈めた。改良工事の結果、流速が一段と速くなった感じがする流れの中で、この芽がどの様に成長していくか、楽しみである。
今年の川沿い作品展は、この5月24日、25日に開催される事が決定している。ささやかながら、街創り・地域おこしの示唆に富む、楽しく意義ある手作りのイヴェントである。是非多くの方のご参加と声援をお願いしたい。