我が庭の報告を毎日書き続けても間に合わない程に、春は瞬く間に花を開かせ、風景を変えていく。
今日は、白い花を3つ紹介したい。琉球野苺、繁殖力旺盛な野苺である。妻が友人から頂いて来た。鉢で栽培するのが宜しいとの御指導が有った様だが、それを無視して、庭の隅に地植した。本当に、そこらじゅうに芽を出し、どんどんと領域を広げていく。コントロールしないと全ての庭を数年で占拠しそうな勢いである。先週も地から出た芽株を随分と草掻きで掻取った。くしゃくしゃとした白い花弁は、中々愛らしい。野苺は、種の触感がぶつぶつとして、結構美味しく食べられるのである。次は白菫、道端に咲く1株を移植した。ここ10年で大変増えた。この菫も外来種で、こんなに繁茂させて宜しいのですか、と厳格な方に言われた事がある。が、白い菫の群生も又良いものである。最期に、白山吹。花が終わると真っ黒な種を持つ。それを植えて株を増やそうとするのだが、これがなかなか難しい。発芽しないのである。
四季、全て白い花だけの庭を作ってみたいと思った事がある。幽玄な御庭に成ると思うのだが、どなたかそんなオファーを下さる方はいらっしゃらないだろうか。