明日は新聞休刊日なので、今日日曜日に朝日俳壇が掲載されている。
何時もの早朝の友人・叔母からのメールも無いし、先週入選させて頂いているので万が一にも無いと思いながら紙面をめくった。最上段は、大串章先生の選句が並んでいる。先ず、知人の句が目に飛び込み、そして我が句、加えて素竹氏の句も並んでいた。
クレーの絵テレビ画面に蚊の止まる 幻椏
私なりに気に入っていた句だったので、この句をお採り頂いた事が嬉しい。そして初の2週連続の入選である。大串先生には昨年末
コート着て電車の窓に水平線 をお採り頂いているので2句目となり、不遜にも我が内なる目標としていた年齢と同じ入選回数を今回果たせた。一昨日、今野さんのブログに、「これで59句目の入選と成りました。ここまで来たら、7月31日の誕生日前にもう1句、と欲張っています。ゴルフではありませんが、エージ入選を叶えて見たいものです。(この欲が突然の凋落を招く、俳句とはそんなものと知りながらも・・・です。)」 とコメントを書いたばかりである。
思えば、2000年から投句を始め、10年目にして60回の入選である。何より俳句と言う表現を得て、折々に我が思いを句に込める事が出来た。この我が内なる行為の唯一外に繋がる場が、朝日俳壇である。こうして入選を重ねる事が出来た幸運を、感じざるを得ない。この間、多くの句友を頂き、金子兜太先生、黒田杏子先生を始め諸先生にも、私にとっては法外な出会いを頂いて居る。この10年、俳句がどれ程の救い・力になったか計り知れない。ありがたい限りである。
只々、皆様に感謝です。心から御礼申し上げます。