昨日、21日は父の日であった。
ひとつまみ父の日娘のさくらんぼ 幻椏
第1句集 『地貌』 の中の1句である。砂川肇大兄が、跋文で取り上げてくれたから余計なのだろうが、父の日が近付くとこの1句を思い出すと言う方がいる。今年も、父の日に合わせてさくらんぼを贈って下さった。感謝である。
昨日その娘から、柿渋石鹸と桧のボールを贈られた。加齢臭を取るのに柿渋が有効である事を私も聞き及んでいた。おじいちゃん子であった娘は、父の面倒を良く見てくれたのだが、その娘が、「同じ臭いがして来た」 と言う。1日2回、充分に意識して加齢臭を消す様入浴していながらの指摘に、私はいささか愕然とした。が、様々に加齢の肉体的事実を実感させられる毎日である。時折、父の記憶の手、腕の皮膚にそっくりな自分の手や腕を見て吃驚する。仕方ない加齢であるから、せっせとこの高価な柿渋石鹸を使って、加齢臭を消す努力をしたいと思う。桧のボールは、浴槽に入れると桧の匂いがすると言う。娘の気遣いにも、感謝である。
追伸 : 息子からも、サーフィンの帰り、葉山の有名スイート店のお土産に、父の日特別プディンを、妻と娘のプディンの中に忍ばせてあると言う。娘からの話なのだが、息子と親父の関係はストレートでは無い。そんなものなのである、が嬉しいものだ。(書き加えるように、娘から言われた。)