お昼のニュースでは、関東地方も梅雨明けをした様だと言う。 この処、30度を超す暑い日が続いていたが、熊谷にも本格的な夏到来、と言うことである。昨年に比べて1週間ほど早い、梅雨明けだと言う。
都議選の大敗をきっした麻生首相は、13日昼、自民党幹部や公明党代表らと会談し、7月21日の週に衆院を解散、「8月18日公示-30日投開票」の日程で合意したと言う。首相は、「27日公示、8月8日投開票」の衆院選日程を念頭に早ければ14日の解散を想定していた様だが、与党幹部から再考を促され、8月末日に譲歩したと言う。
「なんだ・・」 と言う感じである。解散も出来ず、引きずりに引きずって来た割には、突然の梅雨明けの様な、随分とあっさりとしたものである。が、本当に「これでいいのか・・」と思うのである。様々な問題は、総括されぬままに投げ出され、このまま投票日に向かって全員走り出してしまうのだろうか。首相の手で解散することは認めても、総裁選を前倒しし新総裁の下で選挙戦に臨む「総理(首相)・総裁分離論」が再浮上するとか、解散前に内閣改造を行い選挙態勢を強化する構想も出ている、とも聞く。が、どちらにしても民主党への風は収まるまい。埼玉県15小選挙区の内、唯一勝利出来そうな12区、我が小島敏男代議士の当選も危うく成って来た。一過性の風で、大きく勝敗が左右されるポピュリズムを批判する事は容易であるが、すでにその時期さえ逸してしまった無力感を感じてしまう。只々、意味無く気分が落ち込むのである。
1週間早い関東地方の梅雨明けが、妙に皮肉に思えて成らない。梅雨を好ましくさえ思う私は、このまま梅雨が終わって欲しくない、と思っている。
白南風の光の中に青揚羽 幻椏