この処の首相発言と各閣僚との発言に、野党と成った自民党からの閣内不一致の批判やマスコミからの批判が強くなっている。マニフェストに語るフォームと現実との差を、閣僚が先行する形で現実を語り、フォームをキープしながらモラトリアムを演じる首相、そして程無く、そこそこの所に落そうと言う思惑は百も承知であるが、折角の政権交代だから先ずは大切に見守りたい、と思う国民が大方ではなかろうか。私も、そうであった。
故人献金問題は、極めて悪質な構造を持つものでありながら、今の処は何と無い優しさの中で曖昧にされたままに在る。加えて資産公開の出鱈目、いくら裕福な御出身とは言え、国民のトップに在らんとする人間のモラルとしては失格・退場であろう。何とも鳩山首相の問題点が、蜜月100日を前に早くも見え過ぎなのである。御自身が期待していたと言う様に、早々の内に小沢首相への首のすげ替えもあるのだろうか。はたまた、小沢は、次の首を用意しているのだろうか。
すでに私は、言い知れぬ不快と、日本の政治に対する暗澹たる失望にさいなまれている。どうにかして欲しい。
わが業界も、建設の矜持を見失い、ただただダッチロール状態にある。言い知れぬ不安と、暗澹たる失望にさいなまれている。地域・地方政治は、どう成って行くのか、どうにかして欲しい。