正月7日の今日までを松の内と呼ぶと言う。 門松を片付けるまでを松の内と言うからには、今日片づけなくてはならないのだが、折角のお飾りであるから、私は15日までを松の内としている。
松の内が7日までと言われる様に成ったのは、振袖火事と呼ばれた明暦三(1657)年の大火の教訓からだと言う。古来15日までを松の内と呼んでいたが、乾燥して燃えやすくなった松飾を延焼被害を最小限にくい止める為、早めに片付ける様、寛文二年(1662)年に町振れが出された事に起因しているらしい。
今日、関東が7日、関西が15日と言われている事が、理解出来る。
7日は七草粥、妻に確認すると、我が家でも夕食に作ると言う。春の七草、セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、仏ノ座、スズナ、スズシロは、スーパーでパックで売られていると言う。ありがたい事なのである。正月の暴飲暴食を少し意識していた事が良かったのか、意外であり嬉しい事に、今朝の体重は正月前とほぼ同じだった。とは言え私にとっても、七草粥はありがたい。1年の無病息災を祈りつつ、改めてこの先の新年会も確り乗り切らねば、と思うのである。
また、七草の日は初めて爪を切る日とも言われている。セリなどを浸した水に指を入れてから爪を切れば、一年の間爪の病から逃れられると言う。なるほど、年用意を終えて切った爪も伸びて、そろそろ切ろうと思っていた。
屋上ビオトープに生えている芹を、七草粥と爪切りの為に摘んで来よう。