初御空がらんと蒼しぽかんとす 利惠
本日、ソウル在住 金利惠氏の句が、日経新聞俳壇 黒田杏子選の首席入選をなされていた。金さんは、韓国古典舞踊・重要無形文化財履修者認定を受ける舞踊家であり、09.12.1.の我がブログで東京公演の様子をを紹介している。有名な舞踊家であると同時に優秀な俳人と、黒田先生から御紹介を頂いた。既に何度も日経俳壇に取り上げられていると言う。「ソウルの天は高く広々と青いのだ。元旦の大空の下で一瞬無の境地に立った自分を見つめ直して成った一行であろう。」 と、黒田先生の句評。ソウルの冬はマイナス10度を超え、酷く凍てつくらしい。キーンと音のするような初御空、蒼という字にその高さ深さを感じる事が出来る。おめでとう。良く知る人の活躍は、嬉しいものである。
今日の熊谷は、雲ひとつ無い青く透明な美空である。日曜の朝とは言え、何時もよりもグズグズとして長くベットの中に居た。家族全員出払い、仕方なく起き出したのである。既に太陽は高く、遅れて新聞を開くと金さんの句を発見した。思うと、月曜日の朝早くメールを頂く友人や叔母には、改めて感謝である。今週も、4句を投函をしようと思っている。