朝早く屋上に上ると、蓮花が開花していた。1日目の花弁は開き切らず、両手を合わせた程に愛らしい。大賀蓮の初花は、小ぶりでピンクの色濃く、蓮特有の清浄な芳香は何とも快い。
昨日、熊谷国税モニタ―会総会の後、柴崎猛会長の御配慮に依り、オール熊谷自立支援ネットワーク設立の理念と実践を 「地域共助」 と題して、1時間程の講話をさせて頂く機会を賜わった。柴崎会長とは、15歳 高校1年に出会い、以来47年に及ぶ友人であり、コンペッターでもある。思えば、お互いに認め合いながらも褒め合う事など無いままに今日まで来た。が 「今回のお前の行動は、唯一評価する・・」 と、こそばゆい事を言うのである。
地域と言う言葉への拘り、コミュニティーとアソシエイトの相違、「血縁・地縁・知縁」 という縁の拡大を意識しながら 「もう一度知縁から地縁へ」 とサスティナブル・コミュニティー・デザインの実践をベースに、3・11を経験した私達は、今、地域の中で何を為し得るか、を語らせて頂いた。総会に御参集の皆様全て、私にとっては御身内の方ばかりなので、その中での講演は何とも遣りにくく、緊張この上無いものであった。が、頂いた責任は辛うじて果たせた様である。
被災者も私達も、大震災後をアプレゲールとしてその責任を果たすべく、必死に生きているにも関わらず、政治の混迷と停滞は、呆れるばかりである。時代が時代で憂国の士あらば、菅総理大臣に対して天誅を下しているに違いない。今を冷静に理解し評価をすれば、私でさえ天誅の衝動にかられてしまう。松本光弘大先輩が、何故若者は怒らないのか、と苛立っておられたが、今日の状況は、我々にとっても日本国にとっても、不幸この上ない事態である。