金木犀を フミオエコトバナ と言うそうである。 漢字を当てると、踏音開言花、フミオ(踏音)・エ(開)・コトバナ(言花)である。
秋になって、金木犀が黄金色の花を咲かせ甘い香りを漂わせると、人がその香りに惹かれて近づく。その時、人間が大地を踏みしめる音(踏音・フミオ)に共鳴して 金木犀が生命力新生増強の世界を開くのだと言う。
夏の暑気に疲れた身体は、秋に金木犀の芳香りに誘われ近寄ると、フミオエコトバナ(踏音開言花)がネルギーを発して疲労回復を促し、冬に向かい心身ともにリフレッシュしてくれるとは有難い。偶然ネットで見つけた記事だが、中々面白い。
金木犀の強い香を胸一杯に吸い込むと、ある種の酔いを感じる事がある。思えばあながち生命力新生増強は、嘘ではない様な気もする。
ちなみに、金木犀の原種である銀木犀は、 シロガネコトバナ(白銀事花) と言うそうである。シロガネ(白銀)とは、星の事で、、星の力を集めて事を現実化していく力をもたらす花(事花) だそうだ。
写真は、今朝の我が家の金木犀である。改めて樹に近付き、深呼吸をした。最近いささか体調不良の私は、踏音開言花のエネルギーを沢山に頂きたいと思うのである。