朝一番、微妙に変化したパソコンのセッティングを我が師に修正頂き、元に戻して頂いた。与えられた環境で、大方をメールとブログを書く筆記用具として使うだけの我がパソコンであるから、意識もせず操作ミスをすると私は置き去りにされて何も振る舞えず、立ち尽くすばかりである。「
冬立ちて片言に見る心かな」 と言うよりも 「
立冬や人の心の見えざりし」 が実感で、人間と同様強固な意志を持つパソコンにさえ弄ばれてしまう。道具を使いこなせない無知、人の心を読めない無能を恥じるばかりである。
● 電力不足続けば「国内生産縮小」59% 経団連調査 製造業
● 関東知事会、天然ガス発電など共同研究へ 再生可能エネ活用
● 福岡市がスマートシティ構想 新組織を設置
● 静岡県・東電・静岡ガス、熱電併給システム導入で協議会
● 余剰電力を融通、静岡で研究会 電力会社巻き込む
● 宮城・大衡の工場団地で他社と電力融通 トヨタ検討
● トヨタ 工業団地スマート化 宮城県大衡村 再エネ推進へFS
● 新潟県、粟島で次世代送電網の実証実験、東北電と協力
● 都心に次世代電力網、災害時も首都機能維持
ここ1ヶ月ばかりのエネルギー関連の新聞記事の見出しである。東日本大震災後、速やかにオール熊谷自立支援ネットワークを立ち上げた私達は、この上無い地域共助の有効性を実感して来た。この経験を生かし、官民共同による同様のシステムをもってエネルギー・セキュリティーを考える場を設けようと動き出し、7月1日にキックオフシンポジュームを開催した。情報価値の速度感から言っても、きわめて先行した運動だった、と思っている。あれから4ヶ月、遅々として進展の無いままに、各地のエネルギー・セキュリティーの情報が新聞記事に報道されている。どれも企画発想段階で、これからFC(フィジビリティ・スタディー)を始めるとの事で、情報先行である事は私たちの状況と変わり無い。後発の記事を見る度に、メディアによる都市間競争に勝利出来るチャンスを逃してしまった事が、残念で仕方ない。相対的な地域の凋落を食い止めるには、強い情報発信を続けて行く事が肝要である事は、それなりの責任のある方ならば御理解していると思うのだが、この停滞は何だったのだろうか。地域に強い愛着を持つ私であるが、人の心を読めない我が無能を恥じるばかりである。
今は早急に事が起きた時の非常時対応として、市民サービスをキープするために必要な最低限の電力を試算して頂き、その必要電力の手当てとして市内に自家発電能力を持つ企業からの電力供給が可能かどうかフィジビリティ・スタディーを開始して頂き対と念じている。それが可能ならば、防災協定と同等な観点からの約束を取り交わして欲しい、と思うのである。これこそが地域共助であり、私達の主張は、一私企業、一工業団地の問題を超えて、我々熊谷市民の安心安全を考えていた。そこまで発想し、いち早く手を打つ地域行政こそが、都市間競争に負けないポテンシャルを獲得出来る一つの道であると思っているのだが・・・・。