本日、航空自衛隊熊谷基地就職援護室の御好意により、入間基地見学会に御案内を頂いた。
現在の入間基地司令は、元熊谷の基地司令をなされていた國分雅宏空将補であり、17日会を通して御厚誼を頂いていた。今回の見学会も基地司令の特別な御配慮で、中島会長を筆頭に17日会メンバーも大勢参加させて頂いたのである。
入間基地は隊員4300余名を抱える、国内最大級の航空自衛隊基地の一つと言う。隊員訓練の様子や、航空機の離発着訓練の様子、輸送機にも搭乗させて頂き、コクピットに座らせても頂いた。
マニヤにとっては大変感動的な事なのだろうが、私も得難い体験をさせて頂いた。恥ずかしながら、操縦席に座る写真は、これが最初で最後であろうから掲載させて頂く事にする。パイロットは、超エリートと言う。極めてクレバーな方が厳選をされて就く職と言うが、コクピットの計器の数に圧倒され、私には無理だと素直に納得をした。
通常、中々無い事だと担当官の方からお話を頂いたが、基地司令を囲んでの昼食会を開催下さった。その折親しくお話を頂き、東日本大震災の救援活動の活躍振りも詳しく聞く事が出来た。陸上自衛隊の活躍は広くメディアに広報されているが、航空自衛隊も専用ヘリコプターを使って3443名の救助を果たした、と言う。救援の際、被災者は極めて冷静沈着でパニックは起こらず、弱者から救助を優先させるという姿に 「日本人の持つ崇高な国民性」 を感じたと、救助に当たった隊員から司令に感動の報告が有ったと言う。この倫理観は日本人だからか、東北人だからこそなのか、改めて凄い事だと思う。正しくその様子を広報出来なかった航空自衛隊のプレゼンテーション能力の欠如も、感じたと言う。自衛隊の中でも、それぞれの歴史と組織を抱える 陸・海・空 の拮抗が垣間見えて面白く話を聞かせて頂きもした。
北朝鮮問題も含め、日々緊張して国防の任に当たっている航空自衛隊の御苦労を垣間見た。短い時間ながら、貴重な見聞の機会を頂いた事に、感謝である。