長らく朝日俳壇の住所は、〒104-8661 東京都京橋局区内私書箱300 を疑わず、ここに投句を続けていた。この新聞休刊日に紙面を良く見ると、東京・晴海支店と住所が変わっていた。郵便番号も、私書箱番号も変わり無いから何の問題も無かったと思うが、我がケアレスミスである。
今日は、バレンタイン・デーで女子社員から大いなる義理チョコを頂いた。妻からも、私が子供の時からある明治の板チョコと、夏蜜柑の皮で作ったピールにチョコレートを付けた手作り菓子が届けられ、義理もありがたいものだと思ったのである。
バレンタイン・デーで歳時記を覗いて見ると、金子兜太編の現代俳句歳時記には、「
バレンタイン・デー傷つけて鍋磨きあぐ 寺井谷子 ・ バレンタインの消えない死体途中の花 鈴木六林男」
稲畑汀子編のホトトギス新歳時記には、「
バレンタインデーの會話として聞けば 稲畑汀子」
平井照敏編のNHK出版季寄せには、「
老教師菓子受くバレンタインデー 村尾香苗」 の例句が出ていた。
編者の立ち居地が見えて、この選択が面白い。そして俳句は、改めて難しく厄介であると思うのである。