4月9日の我がブログに、蕾の充実も無いまま気候に騙されて開花した牡丹の花の記事を書いた。あの日から10日、その時写真の下部に映っていた蕾が華開いた。正に華と書く程に華麗である。牡丹の芳香も、微かながらも感じられ、心地良い。
写真で見ると、3つの華が横一線に並んでいる。前の写真では2つの花と蕾は上下に位置していた。騙された花も少しづつ充実し、花の重みに頭を垂れ、蕾は成長して同じ位置に開花した様だ。思えば花開いていたのが4月の上旬、すでに20日に及ぶ長い花期である。気候に翻弄されたこの牡丹の花を、私は愛おしく思い、1日でも長い花の命を願うのである。