嬉しき友人と、美味しい時間と酒を頂いて帰社して見開いた新聞のコラムに、有名作家の一文が記されていた。
王義之の「蘭亭の序」を通して手書きに対する考察が述べられている。御説御尤も、と読みながら最後の1行、「あらためて書道を発展させるのも1つの対策だろう。」 とあった。「1つ」 と言う表記に大いなる違和感を感じたのである。横型表記ならまだしも、伝統的な縦型表記、文字数限定で1字を節約する程でも無く、1文字の余裕はある。ならば 「ひとつ」 か 「一つ」 であって欲しい、と思うのは私だけだろうか。結構我がブログで、この辺の事は意識しているのだが・・・、有名作家ならばこそ、手書き文字を愛しむならばこそ、「1つ」 であって欲しく無なかった、と思うのである。