第29回「日本酒を楽しむ集い」が、7・8日、地元の蔵、権田酒造で開催された。両日共に100人を越える方々に御参集を頂き、盛大に楽しく開催する事が出来た。
1985年から開催され、このブログにも恒例のイヴェントとして毎年報告をさせて頂いて来たが、今年は初めて秋の開催と成った。この4月の地方統一選、熊谷市議会議員選挙に地域から推挙され権田社長が急遽立候補、見事トップ当選を果たした事はすでに報告済みである。選挙準備、そして当選後の慌ただしさに忙殺され利き酒会の準備も叶わず、この30年間に2度目の不開催と成らざるを得ないと私は思っていたのだが、多くの直実フアンの方々の強い要望があり、秋澄の酒・ひやおろしのこの季節に開催をさせて頂く事に成った。突然の御案内にも関わらず、有り難くも関東圏はもとより、遠く名古屋、金沢、新潟から御参集下さった方々も大勢いらっしゃり、30年と言うこの会の歴史の重みを実感させられた。
私は、夏を越えて古酒となりまろやかに熟成してうま味を増す酒を 「秋澄の酒」 と命名している。古くから秋の生酒を 「ひやおろし」 と呼ぶこの時期は、日本酒を美味しく頂く季節の到来でもある。暮れ早い秋の日と澄んだ空気の中での利き酒は、春と微妙に味が異なり難しさも増すのだが、皆様、何時にも増して真剣な表情と態度で利き酒にチャレンジを成さって下さた。その本気の分だけ宴の中での成績発表は、快い酔いと共に、大いに盛り上がったのである。
雨の中の開催と成った2日目に、満点、マイナス0と言うパーフェクトの優勝者が出現、参加者全員から驚きの溜息と共に大喝采を受けていた。皆様大きな失点も無く好成績で、ちなみに初日の優勝者はマイナス2点と言う立派な成績であった。
今回、
あとりえ木偶で一緒に活動をし、爾来40年音楽活動を続けている岡田清光君のデュオ「ポアゾン」が初日に、2日目は田口幸治君率いるビッグバンド「サウンドペッパーズ・ジャズオーケストラ」の友情出演を頂き、秋の利き酒会に花を添えて頂いた。心から感謝し、御礼を申し上げたい。
このビッグイベントがスムースに楽しく開催されているバックヤードは、大変多くの権田夫妻の友人、地元の方々が支えて下さっている。皆様の絶大な御協力の御蔭で、受付、スムースな誘導、季節の地の食材を使った料理、そして配膳と肌理細やかなサービス、その後の片づけと、2日間に渡って大変な御力添えを頂いている。主催者として進行役を務める私の何十倍と言う御苦労である。スタッフの御一人である山浦まゆみさんの素敵な御写真をお借りし、その御報告と、御礼を申し上げたい。ありがとうございました。