薄き雪陽を待たずして風に消ゆ 幻椏
昨夜の天気予報で、深夜冷え込みが厳しければ雪になる・・と言っていた。勿論積もる程でも無いので心配御座いません・・、とのコメントも添えられていたので、雪の積もった風景を朝に見る事など全く予想もせずにいた。だから、淡雪とは言え、今朝の雪景色には驚いた。
この処の天気予報は、驚くばかりである。ピンポイントで知らせてくれて、それが非常に正確である。「測候所、測候所、熊谷測候所」 と3回唱えれば食中りはしない、とつい最近まで言っていたのだから、予報技術の進展速度は怖ろしいばかりである。
朝の仕事を済ませ、外に出ると、大方の雪は消えていたのだが・・、
薄き雪陽を待たずして風に消ゆ と詠んだ日よりも、冷え込みの強さを思う。この寒の戻りを越えると、陽気も随分春らしくなると言う。熊谷の桜の開花予想は、3月30日と発表された。間違えの無い天気予報に期待しながら、春3月を待っている。