今日で10月が終わる。今年も残り2か月、我が意識は中々今に追いつけない。この所、朝晩は随分と冷え込み、日々の、そして1日の寒暖の差は激しく、スムースな季節の移行が行われない事も、殊更に情況に置いて行かれてしまう一因かもしれない。
虫食ひの襤褸散り果て裸木美し
今年は、アメリカシロヒトリが異常発生をし、枝を切り落としたり消毒しても抗いきれず、柿の葉は、無残に食い尽くされ、葉脈が襤褸の様に垂れ下がっていた。例年の美しい柿の葉の紅葉を見る事も無く、だから1日も早い落葉を願っていた。
11月を前に、柿の葉は、全て散り果てた。幸せな事では無いが、やっと、本来の姿を取り戻したのである。