我が家では、祖父の代から成田山のお不動様信仰が続いている。何時から何故に成田山新勝寺なのかと祖父に聞いた事も無いが、思えば、大工辰五郎の逸話に由るところが多いのだろう。
遠く昔、山門修復工事の上棟式の日、辰五郎は棟の最上層から落下したが傷ひとつ無く立ち上がる。 みると、裏面には成田山の焼印が捺されてた木の鑑札が割れてい たと言う奇跡から、不動明王の同型の木札がお守りとして 世に流布したと言うのである。
子供のころ祖父母に手を引かれ、成田山新勝寺に何度もお参りに行ったものである。今でも「正・五・九(しょうごくう)」と言い、年に3回の成田山詣でを続けている。正月だけは私達夫婦が必ず参拝をしていたのだが、妻は時間が無く、私は風邪で体調不良と言う事で、今年は長男家族に御願いをした。成田山新勝寺との御縁は、息子そして孫へ5代に引き継がれそうである。
今日の話は、ここで終わらない。初詣で賑わう成田山の駐車場の係員全員が誘導灯を持ち、せわしく動き回っていた。それを見た孫・旺輔は大感動、聞けばおじさん達がライトセイバーを持って振り廻している、「すごい‼」と言うのだと言う。
私は、「スターウォーズ」にそれ程の興味も無く、映画も見ていないが、我がファミリーではブームである。子供も孫も大変詳しく、嬉しそうに語る。孫・旺輔も回らない口で難しいキャラクターの名を私に教えてくれるなだが、追い付かない。
玩具のライトセイバーは、高価な物の様で、年長の陽以が持っているのだが、誘導灯は安価で、小さな子供には長さもちょうど良い。早速手に入れた「マイ・ライトセイバー」で得意のポーズ見せてくれた、のである。