昨日、NHK・BSの取材を頂いた。
NHK・BSの人気番組「ファミリーヒストリー」の製作スタッフがその取材ノウハウを生かして、言うなれば「アーバンヒストリー」とも言うべき新番組を企画していると言う。住民も良くは知らないが何か気になる歴史や都市伝説など、地域にはちょっと気になる話題が沢山ある。それを彼らの調査・取材ノウハウを以て解き明かしながら、地域性とその時代を語らせたいのだとと言う。
今回、熊谷のデパ地下に「幻のライブハウス」が有った、と言う噂を追いかける事で私に辿り着いたと言う。
学生時代、すでに半世紀近い昔になるのだが、東京・阿佐ヶ谷で立ち上げた「アトリエ木偶」と言う建築を学ぶ学生達のグループを主宰していた。71年、大学4年生の夏に東京を引き上げ熊谷に帰って来た。当然に「アトリエ木偶」も連れて、熊谷で様々な活動を始めたのである。イヴェントや、コンサート、コミュニティーペーパーの発行や商店街・デパートのプロデュースなどなど、「刷毛を持って空気に彩色」をテーマにモラトリアムな学生時代の約3年程、我が地元・熊谷で楽しい時間を沢山に頂いた。その活動の成果の一つに・・地元デパート旧館の地下に「木偶瘖堂・でくいんどう」と言うライヴハウスを造った。そこから多くのミュージシャンが育ち、後に有名アーティストに育った彼達が「木偶瘖堂」が原点と語ってくれているのだが・・、そんな噂のライヴハウスが今回のテーマの様である。
午後1時に、3人のNHKスタッフの方が我が家を訪問下さり、取材頂いた。申し訳無くも遠い昔の記憶は朧で、散漫な話になってしまったのが、僅かに残っている資料を基に2時間の取材に応じさせて頂いた。この2時間が5分程に編集されるとの事だが、どんな仕上がりに成るのか不安ながらも楽しみでもある。ちなみに10月5日、18時からNHK・BSで放送の予定と言う。御時間御座いますれば、チャンネルを御合わせ下さいませ。