黄金週最後の2日間は、椏苑の整序、そして牡丹の手入れにあてた。
グレープフルーツと夏蜜柑の花が咲き、柑橘類特有の芳香が苑に満ちる中、最後に残った牡丹の花柄を取り、草を抜き、土を掘り返し、肥料を施した。
今年の牡丹は不調で、花を持たぬ株もあり、花数も総じて少なかった。この夏は、我が思いを込めて確り手当をしなくては、と念じている。
牡丹が終わると、芍薬の花が咲く。椏苑の一隅を芍薬の花で満たそうと、昨年今年と芍薬の株を植え込んでいる。まだまだ、私の想定する景を獲得出来ていないのだが、どうなって行くかこの先を楽しみにしている。
この季節、「川沿作品展」が開催されて椏苑を開放して来たのだが、昨年からこの状況もあり中止が続く。我が庭を他所の方に御覧頂く唯一の機会を失った。屋上ビオトープも椏苑も私がたった一人の参観者である事を良しとしているのだが、懸命に咲く花は、もっと多くの人に見て欲しいと思っているかもしれない。御興味と御時間の有る方は、お声掛け頂ければ、御案内をさせて頂きます。