20数年前の成人の日、熊谷市主催の成人式で私は、成人者代表で謝辞を述べさせていただいた。なんとも晴れがましいお役を頂き 私は緊張し、家族は大いに喜んでくれた。新調の初めて着るスーツ姿が恥ずかしくもあり誇らしくもある中、壇上に上がり巻紙に書かれた謝辞を読み上げた事を思い出す。巻紙に謝辞を清書して下さったのは、小学4年生の担任だった若林悦子先生だった。思えば50年近く今日まで御指導頂いているのだから ありがたい限りである。謝辞の内容はすでに記憶に無いが1月15日の市立体育館で行われた厳かな式典は良く覚えている。
デジタルに第二月曜一月の休日となる成人の日は 幻椏
成人の日を第2月曜にしたのは何時からだろうか。第2月曜日は、最も早い8日から遅い14日まである。国民よ良く遊べと国が3連休を作ったこの日には、成人の日の意義も、成人になる若者たちへの期待も夢も希薄である。これも戦後巧妙に仕組まれたアメリカの日本人愚民化政策の一つに違いない。荒れた成人式、荒れる若者を作った戦後の占領政策のこれほどまでの大成功に、どこかで高笑いをして居る輩が居るに違いない。
私は、暮に仕残した床のワックス掛けでもしよう 思っている。