昨日、中山産婦人科クリニック院長 中山政美ドクターから「院内の何処かで漏水があり、図面を貸して欲しい」との電話があった。この建築は24年前、我が社の設計施工でお世話になった。先生も私も若く、夢を語り、その夢の実現のために多いに議論もし、創り上げた思い出深い作品である。明るくモダンなクリニックで、中山先生のお人柄そのままを医院のデザインに出来た、と思う嬉しい建築でもある。その後も増築やメンテナンス等、折々のお手伝いさせていただき、今回の電話である。設備は竣工図が重要である。お引渡しの時点でお渡しいて居るのだけれど、四半世紀の歴史の中で見つからないという。我が社の書庫をあさり、この工事を担当頂いた㈱中屋 松本价司社長にも御願いをして探してもらった。幸い中屋さんで確りと資料を保存してあり、中山先生にお届けする事が出来た。久しぶりに先生と、あっという間に過ぎた24年という歴史を語り合った。「顧客満足」が今日大きな話題となっている。会社の存続と良好な関係の持続、が重要な顧客満足の一つであると思った。先生からの電話、誠実な協力業者との関係の持続、嬉しいことである。
昨日朝、我が社のホームページを覗いたら丁度10001番目の訪問者であった。リニューアルを「もよりもよう」で広報した相乗効果が、確実に出ている、と思われる。幸いこのリニューアルも好評で,嬉しい限りである。
そして昨夜、埼玉りそな銀行の新年会の帰り、久しぶりに大路地の「スナック鈴」(048-526-7882)に寄り込んだ時、「鈴」常連の大先輩 福原さんから声を掛けられた。「もよりもよう」の愛読者だと言う。良く読み込んでいてくださり、我が社の3つのメッセージ「地域に暮らし、地球に生きる。原域に暮らす生活者の感性を何よりも大切にしています。」「一つひとつの建物が、豊かな街をつくる。だからこそ、建築には、一切の妥協が許されません。」「建築という仕事の質を決定するもの、それはあくまで人の質、人と人との関係の質だと考えます。」を、覚えていてくださり、話題にしてくださった。「是非これからも長く続けて下さい。私はフアンだから。」と激励を頂く。ありがたい、そして大いに嬉しかった。