最近気になる 「生態系サービス」 と言うキーワードを、過日も少し触れた。この7月の洞爺湖G8サミットに向けて、環境問題が激しく論じられている。大きくは食料問題から、身近では昨日の平成名水百選の公表も、環境サミットに向けられてのプログラムであろう。
国連などの統計によると、2005年までの40年間で世界人口は2倍近くに増え、エネルギィー消費は2.5倍、経済規模は4,3倍に成ると言う。この物質文明を支えて来たのが「生態系サービス」であり、有り難くもその恩恵を、無意識に享受して来たのが現在の私たちである。今日1秒間にテニスコート20面分の天然林が、中国では48畳分の土地が砂漠化していると言うし、地球上の生物は1時間に8種が絶滅していると聞く。
極めてグローバルな問題であり、巨大なエネルギィーとして世界が転がり出している現在を急激な変更も出来る事も叶わず、私一人がどうする事も出来ない諦観の中に居る事も、事実実感している。が、環境負荷の大きな賃貸マンションとチィープな建売住宅は遣らない、樹は切り倒さない、電力消費を出来る所で節約する意識、エコドライブの実施と可能な限り自転車や歩く事を心掛けて居る。毎日、酷く焦っている。強い脅迫概念の中に居る。だからどうした、と自分に言いながらである。だから、ムサシトミヨの種の絶滅を救わなければ、と改めて思っている。