瞑目のとき稲光静かなる雷 幻椏
8月30日、義父が静かに逝去した。享年85歳。3人娘の長女を私の妻に迎え、本来家の後を取るべき娘が、大学を卒業と同時に他家に嫁いでしまった父の思いは如何ばかりだったかと、私は思い続けていた。某社役員を務め退職後は、我が社の取締役として大所高所から指導を頂いた。物静かな紳士で、配慮の人でもあり、父への感謝は、何時も変わる事が無かった。
考(ちち)の椅子義父(ちち)に譲りて日脚伸ぶ 幻椏
私の父よりも1年歳上の大正12年生まれで、軽い脳梗塞を発病しながらも、最近まで元気で居たのだが、7月末に入院。その後、肺炎と心不全を起こして、そのまま家に帰ることは無かった。
様々に世話に成りました事、心より御礼申し上げ、冥福を祈ります。 合掌