昨日は、我が社の第22回安全大会が開催された。熊谷労働基準監督署 大芦誠署長、熊谷警察署 三谷一博署長をご来賓に御迎えし、それぞれご挨拶を賜り、盛大に挙行する事が出来た。
現在の時代状況の中での安全に対する意識の重要性は、言うまでも無く極めて重い。建設業労働災害防止協会 主任安全管理士 山崎弘志氏の御講演は,我が社の実態を把握し踏まえてのプレゼンテーションであり、極めて強いインパクトを持っていた。尚且つ安全という曖昧な概念の危うさを危険との相対に置く事で、明快な指針を頂く事が出来たのも幸いだった。「仕事の安全」を通して、人と企業共に、その信頼と責任を如何に果たすか、忘れられがちな基本原理を改めて御主張頂き、我が胸に強く響くありがたい講演であった。参加頂いた多くの協力業者の皆様、我が社員とも、実り多い日になったと思われる。
屋上ビオトープも、それぞれに実を付けている。ガマズミの実は、日毎に赤色の鮮やかさを増している。葉は、大量に発生する小さな虫に食べられ、強いダメージを毎年受けるのだが、今年はその害が無く、何時に無く実の充実を感じている。今年こそ、実を摘んで焼酎に漬け込み、薬用酒を造ろうと思う。真っ赤なリキュールは、健胃作用、疲労回復、食欲増進、動脈硬化に効くと言う。
実生の紫式部は、今年も紫の実を付けている。どうもこの紫式部は、野生種のコムラサキの様である。鳥に種が運ばれたのか、何時の間にか発芽し、小さな桃色の花を咲かせ、紫の実を付ける。そして毎年、こうして楽しませてくれる。素朴な在り様がいとおしい。
そしてアラカシ、コナラにも大量の団栗が生っている。移植後2・3年は団栗の姿は数える程だったのだが,最近は言葉通り大量である。すでに「木の実降る」程である。父の句
木の實独楽直ぐにいたむを愛すかな 芦生
を思い出す。実りの秋である。